2004年刊行。275ページ。
主人公は精神科医師の天野。全編にわたって、ずべてコントラクトブリッジを中心とした推理小説です。
ラバーブリッジの最中に突然、女性が消えうせ、遠方の地で死体となって発見されます。
コントラクトブリッジ(ラバーゲーム)と、男女の関係、暗号これらが組み合わさっています。
「カードゲーム用語集」の章が10ページ
カードに関する用語、プレイの準備に関する用語、
プレイに関する用語
「コントラクト・ブリッジの用語集」の章が29ページ
カードやハンドに関する用語、基本的ルール、
ビッドに関する用語、プレイに関する用語
スタンダードシステムが表になっていたり、点数の一覧表がのっていたりして、基本的な解説書としても使えるかもです。
で、この2章自体も後で別の意味で大きな意味を持ってきます^^
女性失踪直前に出てきたハンドはこれです。(206ページに掲載)
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コントラクトはNorthの7XX。OLは
Q。11順目にダミーのSouthから4枚目の
が出されます。。
コントラクトキラーズのようなカードプレイ中心の物語ではないですので、それを期待すると期待はずれになりますが、ともかくコントラクトブリッジを題材とした小説が日本で出版されたということは偉大なことだと思います。
JCBLのブリテンで「コントラクトキラーズ」という物語をkazumiさんが訳して紹介してくださっていて、とても面白いですが、あれはすでにブリッジにのめりこんでいる人向けです。この本のようにブリッジを何も知らない人がブリッジをやってみたいと思うような小説が日本でもっともっと出版されたらどんな素晴らしいことだろうと思っています。
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