2000年刊行。128ページ。
主人公は、「Rupert Knight」
キング・ハロルド2世号という豪華客船に乗っての90日間のブリッジクルージングでの世界各地、あるいは船中での様々なできごとをおもしろおかしく書き上げています^^
方がこらずに笑いながら読めるユーモア物語です^^
いくつか紹介します^^
第3話「The Unlicky Safety Play」から
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ビッド S N 2C 2D 3C 3D 3S 4S 6S SがRupert Knight OL: ![]() |
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LHO「アンビッドスートは?ですね」と
8をOL。
これをAで勝って
Aをキャッシュ。LHOから
9。ここで、Knightは考えます。
が3−2なら問題はない。しかし、Eastが
QJxxと持っていたら。。
Tでフィネスする必要がある。仮に
TのフィネスがLHOに抜けたときは
が3−2ブレークということでメーク。
と ここまで読んで、3トリック目、Aでダミーにわたりダミーから
をリード、で
Tでフィネス。これがLHOの
Jに負けてWestからは
リターン、RHOがラフ、1ダウン。。。
LHO「2はシングルトンと分かりました。もしダブルトンならハイ−ローとだしたでしょうから。」
North「1ルーザーしかないのに1ダウンしたんですか?」
Knightはパートナーにセーフティープレイをどう説明しようか考えて目を閉じました。「多くのペアがダウンしているでしょう。が4−1ブレークの可能性は
が6−1ブレークの可能性より高いのですから。」(43.2%しか取れず)
その後、セーフティープレイが理解してもらえないと悲しみながら飲んでいたとき、より上手なRufusがやってきて、「我々は6をメークしました。
A、その次にダミーの
8に向かってハンドからロー
をリード。」
第10話「Rupert Knight's Big Chance」から
ボンベイに向かうアラビア海でインディビジュアル戦がセットされました。その中でのRupertの久々の活躍ぶり、ラッキーが描かれています。
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ビッド N S 1S 2H 4H N:Rupert OL: ![]() |
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パートナーのSouth(Vera Stoute)はポイントカウントを気にせずにレスポンスするタイプです。7点で2。そしてRupert Knightは4
にレイズ。
OLはK。これを
Aで勝って、Veraは2回(
A、K)でトランプを刈り上げ、ダミーからロー
をリードしました。
RHOは「どうしてをOLしてくれなかったんだ。。このままだとデクが
Jを持ってれば
は簡単にエスタブリッシュしてしまう。すると、
3、
5、
1+
ラフで簡単に10トリック。。ここで落とすためには、Southが
を3枚持っていて、
がエスタブリッシュする前に
で2トリック取るしかない。」
そう考えて、Aで勝ってロー
にシフトしました。RHOから
J。これをダミーの
Kで取って、ダミーから2度目のロー
が来ました。RHOは
Kで勝って
Q。これをSouthはラフ。でクレーム。。。
LHO「おいおい。どうしてわざわざでデクにトリックを与えるんだ。」
RHO「何だって?」
LHO「あなたのAQはダミーのKの後ろにあったんですよ。」
RHO「デクのはダミーの
の下に捨てられてしまうじゃないですか。あなたが
か
をOLしてれば最初に5トリック取ってしまえたんですよ。」
LHO「そんな馬鹿な。あなたのディフェンスミスをさしおいて、私のKQJxxからのOLを非難するとは。」
と、このような愉快なプレイが続きます^^
もちろん、もっともっと高度なプレイもちりばめられていますが^^
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