2002年刊行。265ページ。全部で124話。
1800年代のハンドから2002年のハンドまで順を追って、ものすごいディストリビューションのハンド、3人や6人でのプレイ、物語に出てくるハンド等世界中で話題になっている、あるいは有名なハンドとして多くの方が知っているハンドが集められています。おもしろおかしく読める肩がこらない本です^^
いくつか紹介します。
「Strange Bidding Systems」から(1981)
強いハンドの時にパスをするというフォーシングパスシステムに関するハンドの話題です。
1952年のアイスランドのMarmicシステム(1,2番手でのパスは16〜19ptsのバランスハンド。1オープンは非常に強いハンドか、ノーマルな1
オープンハンドか、非常に弱いハンド)
1970年代のポリッシュシステム、1984年にデンマークチームが使ったスウェディッシュ・シンプル・スーパー・スペイドシステム、1981年のヨーロッパ選手権で英国が使った「Sowter-Lodge システム」(バルの1,2番手でのパスは0〜6ptsまたは17pts以上。1オープンは7〜10pts)
ふむ〜〜。なんちゅうシステム。。
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ビッド W N E S Collings Hackett 1C X 1D P P X 1H X 1S X 2C X |
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ボスバルです。ポーランドはうまくディフェンスして5ダウン1400マイナスを取りましたが、裏は英国ペアが6NTメークで
1440を取りました^^;;
「On Lead In The Bermuda Bowl Final」から
Dealer:West Love All |
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ビッド
West North East South
Munir Meckstroth Fazli Rodwell
1H 3H X 3NT
P P X P
P XX All Pass
1981年のバーミューダボウル決勝のボードです。
「Famous Lead and Defences」にも掲載されている有名なハンドです。
なんとも激しい応酬で。。
オープンルームはパキスタンペアがNSで4をビッド&メーク。
WestはをOLすれば10トリック取って2200点、20IMPが入るところ、
をOLしメーク。750点は出入りで12IMPアメリカチームに。。ふむ〜〜。かなりギャンブル的ですねぇ。。
「Several Swings」から(1995年)
1995年、北京でのバーミューダボウル準々決勝でのスイングです。
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ビッド
オープンルーム
W N E S
カナダ 南ア カナダ 南ア
1S P 2D 3C
3S 5C 5S 6C
P P 6S All Pass
クローズドルーム
W N E S
南ア カナダ 南ア カナダ
1S P 4S 5C
5S 6C X All Pass
オープンルームではNorthの南アがKをOLし、カナダのEWが13トリックを取りました。1460点。対してクローズドルームでは、Westが2エースをキャッシュしそこなって6
がダブルメーク。1540点。合計3000点がカナダに。
他のテーブルでは、オランダがEWで67メーク(1460点)、NSで6
X1ダウン(200点)の計17IMPのスウィング。
中国対フランスは、中国のEWが5X7メーク(1250点)。フランスのEWが6
ダブル7メーク(1860点)で12IMPだったそうです。さすがに激しい応酬とスウィングですね。。
「Thrown Out」から(2000年)
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とあるデュプリケートからだそうです。スコアシートにはEWの3
からNSの4(6メーク)までありましたが、2ペア「パスアウト」があったそうです^^
この他、有名なCumberland公爵のハンドや007の仕掛けたハンド(ムーンレイカー・ハンド)、「2」が一番強いという「Egdirb」という変形ブリッジ。2人ブリッジ、ジョーカーを入れたブリッジ、6人ブリッジなどいろいろ紹介されて興味深かったです^^
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