The Simple Squeeze

David Birdの「Sqeeze Made Simple」「Bridge Squeezes for
everyone」に引き続く第3弾で、今回はシンプルスクイズの問題集です。
原理は分かっていますので、今回はどれだけ早く最終形をイメージできるかスピードを試してみました。というくらいですから、問題自体はそんなに難しくはありません。シンプルスクイズの原理さえ理解していれば、比較的すらすらと解けると思います。さすがに、見た瞬間に分かるというのはそれほど多くはありませんでした。。
全体で36問、110ページですので、ぱらぱらと解いていってもそんなに時間はかかりませんでした^^それこそ、ヤフーでプレイしている最中でも、ダミーになっている間に解くとか^^
 さすがに最後の方は、トランプスクイズ、クリスクロススクイズ、ストリップスクイズ、ステッピングストーンスクイズなどが入ってきて、少々戸惑ったりもしましたが^^
普通のスクイズ、ビエナ・クー、ショウアップスクイズ、トランスファースクイズ、その他どちらをスクイズにかけるかなど基本から応用まで幅広く出題されていますので、スクイズを一通り理解した後チャレンジすると、どの程度理解しているのか分かりますし、もちろん実践での訓練にもなります。
いくつか紹介します^^

Problem3
OL: 765 オークション
W  N  E  S
2S P  P  2NT
P  6NT allPass

KのOLにEastはを捨てました。
どう作りますか?
Q8
AKQ9
KJT6
AJ93
AK65
82
AT2
全体図                最終形
765 7
Q8
AKQ9 KQ9
KQJ6
KQT842 QT
32 JT974 J
T54 J763 T5 J76
97 8543
AJ93 AJ
AK65 6
82 8
AT2
全部で11トリックはありますから、カウントを整えるためにKは1回ホールドアップ。ここでホールドアップするのが唯一かつ最後のチャンス。を続けられないWestは他のスートにシフトしますが、これをダミーで勝って、を4つ取りを取って、Eastがを4枚ずつ持っていれば右図のようになって10順目のAのときにでスクイズにかかります。他方、もしWestがを4枚持っていたならば、同じ手順で、今度は9順目ので、Westがでスクイズにかかります。このように、できるだけ多くの可能性を確保するような手順を尽くすのが大事ですとあります。シンプルスクイズの問題ではありますが、あたかもダブルスクイズのようにプレーしてみるという方法です。

Problem19
AT8 コントラクト
7bySouth

OL:K
A762 A7
K8
AJ72 J
3 7652
KJ84 T93 KJ T9
963 754
KQT63 984 Q 9
KQJ94
Q5 Q5
AQJT2 T
5
このハンドをダミーから見た場合、もし3枚をハンドで全部ラフできれば、ルーザーは3枚ともの下に捨てられますから、Kを誰が持っているかにかかわらずダミーリバーサルによって 7はメークします。
ただ、ダミーリバーサルが成功するためにはのブレークが3−2でなければなりません。そこでどうするか。
KリードをAで勝って、まずをラフします。次にK,Aと取ってみる。ここでが3−2ブレークであることが分かったら、ラフ、Kでダミーに入ってラフ、Aでダミーに入ってを刈り上げてできあがりです。
もしK,Aと取ったときが4−1ブレークであることが分かった場合は?ダミーリバーサルはあきらめて、Westがでスクイズにかかることに賭けます。を刈り上げてを走り、右図のように運び、最後のでWestがスクイズにかかることを期待します。

こういう感じで、比較的平易な問題が続きますので、実践的訓練にはちょうどいいかもです。



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