基本的なコンベンションの考え方と使い方が書かれています。
各章毎にコンベンション全体の考え方が説明してあって、その後だいたい1ページに個々のコンベンションの解説、もう1ページに問題と2ページ一組になっています。基本的なコンベンションの使い方をもう一度しっかり身につけるためにはいい本と思いました。
ただし、1NTは基本的にウィーク1NT(12〜14)がベースになっていますので、そこだけは修正が必要です^^
構成は
第1章 ハンドの評価
・ルージング・トリック・カウント ・プレイングトリック
・クイックトリック ・トータルトリックの法則
第2章 新しいビッドの考え方
第3章 2の代でのオープン
・エーコール2 ・ウィーク2 ・ベンジャミン2
・ストロングアーティフィシャルオープンへのディフェンス
・マルチ2・マルチ2
へのディフェンス
第4章 テークアウト・ダブル
・ネガティブダブル ・ネガティブダブルに対するリビッド
・レスポンシブダブル ・サポートダブル
・コンペティティブダブル ・アンアシューミングキュービッド
第5章 NTオープンに対して
・トランスファー(2、2
)
・4tsスーツトランスファー、バロン(2、2NT)
・2の修正バージョン ・トランスファーへの介入ビッド
・レーベンソール ・2NTへのレスポンス
第6章 Crowhurst コンベンション
第7章 2スートオーバーコール
・マイケルス ・アンユージュアル2NT
・1NTに対するアストロ
第8章 スラムビッド
・ブラックウッド ・ガーバー ・5NT
・BWとガーバー ・RKC ・キュービッド
・ソフィスティケイト5NT
第9章 その他のコンベンション
・バロン2NT ・ナムヤッツ ・ギャンブリング3NT
・プリエンプティブへのディフェンス ・ドルーリー
・4tsスートフォーシング ・インバーテッドマイナー
・スプリンター ・ストッパーアスキング/ショウイング
・ジャンプオーバーコール
追加1.競り合い
・Offence to Defence Ratio
・フィットジャンプ
追加2.バーゲンレイズ
追加3.1NTXからの逃げ出し方法
となっています。
問題(Quiz)も結構勉強になりました。
いくつか紹介します。
「ネガティブダブル」から Quiz8
次のビッド経過で下のハンドを持っていてどうビッドすべきか
@1−1
−? A1
−1
−?
B1−1
−? C1
−2
−?
(a)KQT4
9754
2
J942
@の場合はダブル。A〜Cはパートナーは2とビッドする可能性が高いので注意が必要。Aはダブル、1
もありうるが、B、Cはパスがベスト。
(b)KQT4
9754
J943
2
@〜C:ダブル。しかし@の場合は、パートナーの2にはパスをしなければならない。A〜Cの場合は、
フィットが守ってくれる。
(c)KQT4
AJ54
5
J932
@〜C全てダブル。2には2NTと答えられる。
「レスポンシブダブル}から Quiz9
次のビッド経過で下のハンドを持っていてどうビッドすべきか
@1−X−2
−? A1
−X−3
−?
B1−X−2
−? C1
−X−3
−?
(a)KJ62
983
AK42
62
@:3。バリューショウイング
A:ダブル。パートナーの3には3
としてゲームトライ
B:3C:ダブル
(b)K76
98
K842
Q862
@:2
A:パス
B:ダブル。このダブルは4枚を否定し、マイナースートで競り合うことをパートナーに問いかけている。
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