かつて世界を席捲したスーパースターの集まりのイタリアブルーチームの驚異的なプレイがいっぱい紹介されています。とっても読みやすくて、感動の連続でした^^
驚きと感動のプレーをいくつか紹介させていただきます
1.An Unusual Ending
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N E |
オークション S N 1C 1D 1H 1S 1NT 2NT OL: ![]() |
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N E |
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(West:Garozzo East:Forquet)
T1:J−
3−
7−
2
T2:T−
K−
8−
5
T3:A−
6−
5−
2
T4:K−
8−
7−
4
T5:3−
T−
J−
Q
T6:Q−
A−
4−
5
T7:2−
8−
K−
3
T8:J−? ここでEastは何を捨てるかです。
すでにSouthはA,K
Aを出しました。ここで
Aも持っていたとすればSouthは3NTをビッドしていたはず。するとパートナーのGarozzoが
Aを持っているはず。もしGarozzoが
Jを持っていれば、
をディスカードしておけば、ディクレアラーはダミーにはりつけになってしまい、1ダウンさせるのは簡単。
ここで、わたし(Forquet)は2ダウンをねらって、をディスカードすることにした。ダミーからのプレーであることを考慮し、
AがWestにあるように思わせた。Southはわたしの期待どおり
をプレー。わたしはそれを
Qで勝って次のようなポジションに運んだ。
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ディクレアラーは、6トリック取った。しかし、そこまで。わたしのQの時Garozzoは
8を捨てた。これで、Northはクリスクロススクイズにかかっている。9順目に
を回されればコントラクトはメークしている。そのリスクをおかしてトップを取った。
オポの配置を完璧に読んで、逆にわなをかけてスクイズに討ち取るとは何という技術でしょう!ただ感嘆するのみです。
2.Duble Dummy Problem
1964年のオリンピアード、対フランス戦のGarozzoのプレーです。
QJ853
オークション
W N E S
1C 1S P 2D
2H P P 2S
3C 3D All PassKT7
K62
J8
N:Forquet S:Garozz T9
OL: T
985
AJT85
AQ4
QJ8
K62
8
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T1:T−
J−
K−
A
Garozzoは、オポにを攻められる前に
をエスタブリッシュしようと考えて
9をリード。Westが
Kであがって(Eastは
4)
A,Qと出してきた。これをダミーの
Kで勝って、ダミーからロー
。Westが
Aで勝って(Eastは
2)、6順目
Jをキャッシュ。つぎにWestが13枚目の
を出して来たとき、ハンドは右図のようになった。ここまで、2勝4敗。さて、どうするか。
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6トリック終了後の全員のハンドが上左、全体のハンドは上右です。
ここから、Westの6リードを受けてダブルダミーで、全勝できるでしょうか。
ハンドの読みとしては、Westのハンドは4枚、
6枚(理由@弱い
を2回ビッドしたAEastは
3枚ありながらパス。ということは
はより短いと推測できる。)それに加えてEastの
のハイローシグナルからWestの
は2枚。すると
のブレークは悪そうです。さて、どうするか。
Garozzoは、6をダミーの
6でラフ。Eastは
7をディスカード(最善)。このときハンドの
5でアンダーラフ!!!
で、2→
Jとフィネスして、
Kでダミーに入って、
QJの下に
2枚を捨てて12トリック目、ダミーから
。East:
Q9 South:
AT
見事にメークしました。すごいですねぇ。ほんとに。。
3.Killing Defence
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オークションは、South:2NT−3D−3NTで決まりです。
WestがForquetで、EastがGarozzoです。
OLは5−
3−
8−
Kとなりました。
ディクレアラーはA、ロー
と出してきました。さてここでどうするか。
パートナー(Garozzo)の1順目の8から、ディクレアラーが
K、Qを持っていると推測。となると、ディクレアラーが
をセットアップする前にパートナーにリード権が回るようにしなければならない。2NTオープンは21〜22hcpなので、Garozzoがクイックエントリーを持っていないことは明らかだ。とすれば唯一の望みは、Garozzoが
Jを持っていることを期待するしかない。
そこで、わたしはAの下に
Kを捨てた!!(アンブロック)
ディクレアラーは、2回目のをQで取って、
Jが落ちてこないのを見て
エスタブリッシュをあきらめた。で、
にとりかかった。
で3トリック取れれば3NTはメークする。問題はEastに
を負けてしまわないようにすることだ。ダミーからロー
。Garozzoがここで
8を出せばディクレアラーはダックし、私(West)が勝たせられてしまう。Garozzoは
T!。ディクレアラーは
A。わたしは
Qをアンブロック。Southは
Aでダミーに入って、再びロー
をリード。Garozzoは
J−
K−
9。
ここで、ディクレアラーは、K,Q。しかし
Jは出ない。Southはもはや
8がWestにあることにかけるしかなくなった。ロー
。。しかし、これを8で勝ったGarozzoは、
Jをキャッシュし、
をリターン。3ダウン!
わが方の他のテーブルでは、D'AlelioとPabis-Ticciがなんと6をビッドアンドメーク!
EastがJをリード。このラッキーリードを生かし、
を3回回して
を捨て、
K−
A−ラフ。
A,ロー
。
Kで勝ったWestは
をリターン。ダミーの
Qで勝ってハンドからはルーザーの
を捨てる。3枚目の
をラフし、
Qをキャッシュして、Pabisは下の図のエンディングポジションに持っていった。
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10順目のTで、Eastが
と
のスクイズにかかった。
。。゛(ノ><)ノ ヒィすごすぎます〜〜〜。。。。
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