The Modern Losing Trick Count

ヤフーでのコントラクトブリッジを始めて1年くらいたって、Guwaguwaさんからハンド評価方法なるものがあることを教えていただき、その紹介でmeijinからハンド評価法の概要を教えていただきました。それをきっかけにこの本を買って少し読んだのですが、まだ2/1も知らなかったこともあり、途中で読みかけにしていましたので、今回通読してみました。
「ルージング・トリック・カウント(LTC)というハンド評価方法の解説書です^^

第1章 イントロダクション
第2章 ルージング・トリック・カウントの基本
第3章 ルーザーの標準的カウント方法
第4章 オープナーのスートをレイズする場合
第5章 レスポンダーのスートをレイズする場合
第6章 オープナーのリバース、ジャンプビッドなど
第7章 ウィーク2,3など
第8章 ノートランプの場合
第9章 オーバーコール、テークアウトダブルなど
第10章 LTCの修正方法  
ますは、基本的考え方を。
第1章
「LTC formula」から
  1.Count:あなたのルーザーを数えます
  2.Add:パートナーのルーザーを数えます
  3.Deduct:その合計を24から引きます
 それで出た数字が、あなた側で期待できるトリック数です

「ルーザーのカウント方法」
 @ルーザーは3枚目まで(4枚目からはウィナーと考える)
 A3枚以上あるスート:AKQがウィナー、J以下はルーザー
 B2枚のスート:AKのみがウィナー、他はルーザー
 C1枚のスート:Aのみウィナー、他はルーザー
 例、( )内の数字がルーザー数
  JT9(3) 8764(3) T98532(3)
  A64(2) A643(2) A6432(2)
  K83(2) QJT2(2) KJ6(2)
  KQ6(1) KQ86(1) KQ865(1)
  AK9(1) AQ73(1) AQJ(1) AQ8643(1)
  AKQ(0) AKQ72(0) AKQ8654(0)
  J3(2)  Q6(2)  QJ(2)
  A6(1)  K(1)   KQ(1)
  AK(0)  A(0)  ボイド(0)
 なお、「Q」はA,Kにくっついていないときは1/2ルーザーとして
 カウント(Q43は2+1/2ルーザー)

「パートナーのルーザーの評価」
  ミニマムオープンハンド(13〜15points):6〜7ルーザ
                     ー
  ストロングオープンハンド(16〜18):5〜6ルーザー
  非常に強いハンド(19〜21):4〜5ルーザー
  22以上:3ルーザー以下
  10〜12:8ルーザー(リミットレイズなど)
  7〜9:9ルーザー(シングルレイズ)
  これを組み合わせて、自分たちのトリック数を計算した上で
 ビッドを続けます。

第6章
「リバース」から
  1−1
  2
 これがリバースの典型ですが、LOTTでリバースする条件が分かりやすく示されています。
 リバースするための条件:16HCP以上(この場合は6ルーザーでも可) 16HCP未満の場合は5ルーザー以下でなければならない。分かりやすいですね^^
したがって、
AJ
AQ98 KJ52
AKJ853 A9732
32 Q3
左は、14HCP,4ルーザーなのでリバース可能
右は、15HCP,7ルーザーなのでミニマムハンド。1NTでオープンするか、1−1−1NTとするかどっちかである
と書いてあります。

「ジャンプリビッド」から(1−1−3など)
  通常は16HCP以上。16HCP未満の場合は5ルーザー以下であることと書いてあります。4ルーザー以下ならダブルジャンプ(1−1−4)となっています。

「ジャンプシフト」から(1−1−3など)
  通常は19pts以上の4〜5ルーザー。19HCP以上の場合は5ルーザーでも可と書いてあります。 



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