(ブックレビュー詳細)
スクイズの本を機会があれば読むようにしました。
これが、第2弾。
簡単で分かりやすいです、とても。
スクイズの基本的な仕組みや考え方は、「カードプレーテクニック」の18章に詳しく述べられていますので、その内容とはほとんど重なっているように見えます。
違いがあるのは
(1)英語で書いてあるため、今後英語のスクイズに関する解説書を読む際の
基本的な用語が分かる
(2)いろいろな例をもとにやさしく解説してあるので、もう一歩つっこんだ
理解が得られる。
(3)スクイズに対するディフェンスについても詳しく解説されている。
といったところでしょうか。
構成は以下のようになっています。
第1章 ほとんどのスクイズは簡単である
第2章 スクイズの要素
第3章 スクイズの準備のテクニック
ガードの切り離し、ビエナ・クー
第4章 ダブルスクイズ
第5章 ディフェンス
・カウントの整えを助けない
・1枚の脅し札を攻める
・ガードの切り離しを助けない
・2枚の脅し札を攻める
・エントリーを攻める
・正しいスートの守り方
「ビエナ・クー」では、その必要性について、実際にビエナ・クーをしなかった場合どういうことになるかを詳しく書いてあるとともに、ビエナ・クーをしてはいけない場合(他のスーツに2枚の脅し札がない場合)についても実例をあげて解説されています。
また、スクイズに対するディフェンスのやり方を読むことで、逆にスクイズの構造そのものがわかってきます。
この本は、「Bridge Technique Series」の中の1冊で、2002年のブリッジブックオブザイヤーに選ばれただけあって、分かりやすく、読みやすく(2~3日もあれば読めます)、スクイズの基礎を理解するためにはいい本だと思います。
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