Standard Bridge Bidding for the 21st Century

2000年刊行。277ページ。
5枚メジャー2オーバー1システムの基本(オープン、レスポンス)についてコンベンションも含め詳しく記述されています。
先に読んでブックレビューを書いた「Advanced Bridge Bidding for the 21st Century」の前提となる基本書です。アドバンス本を先に読んで、これも読みたくなり買ってみました。
あやふやなところ、忘れていたところを再確認したという感じです。難しいハンドで迷ったらここに戻ってみるという使い方もできるでしょう。
全体で12章構成です。
第1章 ハンド評価
第2章 オープニングビッドとリビッド
第3章 フォーシングかそうでないか
第4章 レスポンダーの2オーバー1レスポンス(GF)
第5章 レスポンダーのフォーシング1NT
第6章 レスポンダーのリビッド
第7章 オープナーのNTオープン
第8章 パートナースートのレイズ
第9章 高い代のオープニングビッド
第10章 オーバーコールなどの介入方法
第11章 オポーネントの介入を受けた場合の対処
第12章 スラムビッド
各章の最後にはエクササイズ(練習問題)が載せられています。

いくつか紹介します。

第2章「ノートランプか5枚スートのオープンか」から
 メジャースートが5枚の5332のバランスハンドのとき、1NTでオープンするか、1S(1H)でオープンするか、この点どう考えるかについて3点の考慮要素があるとしています。
(1)SかHが5枚の5332のハンドで1NTオープンする場合、他のメジャースートは3枚であることが望ましい。レスポンダーが他のメジャースートにトランスファーしてパスした場合、5−2フィットでプレイすることになるかもしれないから。一方で隠した5枚メジャーの方が5−3フィットしているかもしれないので。
(2)オープナーがくず2枚のスートを持っている場合はNTよりスートでプレイする方がベターである可能性が高い。したがってダブルトンは少なくとも「Jx」以上であるべき。
(3)A,Kが多い場合はスートで、、K,Qが多い場合はNTが望ましい。

第3章「4thスートフォーシング」から
 1−1
 1−1
ここでの「1」をどう扱うかについて、マックス・ハーディーは、これは4thスートフォーシングとしています。理由は、レスポンダーは1NTを言えるのにいわないと言うことは、が止まっていないからというkとです。したがって、ここで1でなく2というのはナチュラルでの2スーターと良い点を示しているとしています。点数は9〜12と。
この点、「25のコンベンション」では、1はナチュラルで1ラウンドフォーシング、2はアーティフィシャルでゲームフォーシングとされています。パートナーとの取り決めが必要ですね。

第4章「ファーストアライバル」から
メジャーオープンに対してレスポンダーが3枚のサポートを持っている場合のレスポンスの仕方が整理されています。
 a.K93 A6 732 AQ952
 b.K93 A6 K32 AK952
 c.KQ6 74 932 AKJ42
 まず、オープナーが1−2に2または2NTという12〜14点のミニマムリビッドをしたとき
 ハンドaでは4に飛びます、これがファーストアライバル。
 ハンドbでは3とスラムに色気を見せます。
 次に、オープナーが1−2−2または2と12〜17点のリビッドをしたとき
 ハンドaでは2
 ハンドbでは3
 ハンドcでは4とします。

第5章「フォーシングノートランプ」から
 QT4 A6 KJ87 T943
このハンドを持っていてパートナーが1オープンしたときは1NTでレスポンスし、
次にオープナーが2、2、2とくれば3とジャンプし、3枚サポート、9〜11hcpを示しますが、オープナーが2と6枚を示したときは、レスポンダーは3でなく4とビッドする。なぜならば、ここでの3フィットが完全でないこと、ダブルトンを示すからとあります。が、この点についてはまだ完全には理解できていないです。。

第7章「ニューマイナーフォーシング」から
 通常のレスポンスが例題とともに詳しく書かれていますが、一つ
(or1)−1−1NT−2(or2)となった場合、レスポンダーは5枚、4枚かもしれない、したがってレスポンダーが1の場合に限ってオープナーのリビッドの優先順位は、4枚があるときは、4枚がないときに3枚の有無を示すことになるとあります。したがってオープナーの2や3リビッドは3枚を否定していないことになるとあります。(^_^)3 フムフム

その他、第8章ではリミットレイズの3パターンが
第9章では2オープンにタオするレスポンダーのプライオリティーが、
第10章ではバランシングの場合の点数範囲などが(バランシングの1NTは通常10〜14hcp、しかしオポがメジャーオープンの場合ダブルするとレスポンスが2の台となんrので15〜16hcpある場合も1NTでレスポンスすべしなど)
第11章ではざまざまナダブルが解説されています^^



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