2005年刊行。148ページ。
最先端、あるいは世界戦で使われているビッディングメソッドが比較紹介されています。σ(^_^)にはまだ十分理解できませんでした。なので、この本のレベルは評価できないです m(_ _)m
全体構成は
第1章 ある日の世界選手権
第2章 メソッドとパートナーシップ
アーティフィシャルとナチュラル、メソッドと個人の能力
継続性、完全性、正確さの限界、規則性と市民性など
第3章 ビッドにおけるスペースの活用
オープン、境界を定める、カラーファースト、カラーグループ
スペードは特別など
第4章 リレー
リレービッディングの歴史、用語、パターンショウイング
いかに効果的かなど
第5章 トランスファー
より深みあるトランスファー、再度のトランスファー、
トランスファーレスポンス(スートオープン)
競り合いの場面でのトランスファーなど
第6章 ナチュラルとアーティフィシャル
ビッディングスペースを残す、4thスートフォーシングなど
第7章 スラムビッディング
カラーファースト、スラムのための条件、トリック可能性、
トランプの強さ、Aのチェック、全てのスートのコントロール
など
第8章 対オポの戦略
お邪魔、隠す、欺く、混乱させる
第9章 お邪魔のメソッド
マルチ2、ノンコミッタル(あいまいな)ダブル
トランスファープリエンプト、良いメソッドを! など
第10章 システムの概観
スタンダードアメリカン、4カードメジャー+ストロングNT
ウィークNT+5カードメジャー、エコール、
1クラブシステム、
マルチクラブ:ポリッシュ、スウェディッシュなど
よりアグレッシブなシステム
ウィーク1ビッドシステム、MOSCITO、リトルメジャー
第11章 さらなるカラーファースト
第12章 著者のシステムの紹介
となっています。訳が稚拙かもしれませんが、内容の解説がσ(^_^)にはできないか不十分なので、せめて全体の概要が分かるようにと思いまして。。
少し紹介します。
第2章「Methods and Partnership」から
アーティフィシャルなビッドの持つ危険性の一つとして、ヒューマンエラーがあると書いてあります。コンピューターでない人間によるプレイであれば避けられないものとして。。
West East
AK5
JT2
A953
QJ864
A3
JT96
AJ95
T
このハンドで
あるテーブルでは
2NT−3−3
−4
−4
−パス
別のテーブルでは
1−1
−2NT−4
−4NT−パス
といずれも変な結果になってしまったとあります。
2004年ワールドオリンピアードのハンドで、しかも4のプレイをしたのは日本チームだったような記憶があります。。
第4章「リレーメソッド」から
紹介されている方法は
1NT(15〜17)
−2?(リレー)
−2:
2枚以下)
−2:
3枚
−2:
4枚、
2枚
−2NT:4枚、
3枚
−3:4423
−3:4432
で1NT−2?(リレー)−2
(
2枚以下)−2
?(リレー)−2
(
3枚)−2NT?(リレー)
−3:2335
3:2344
3NT:2353
とかなるのだそうです^^
第10章「システム概観」から
2004年オリンピアードでは
5カードメジャー、1−3枚+:41%
5カードメジャー、1−2枚+:23%
ストロング1:18%
ポリッシュ等マルチ:10%
4カードメジャー :4%
14+、1
5+ :3%
だそうです。
第11章「さらなるカラーファースト」から
2002年スピンゴールド決勝から
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West North East South
Versace Graves Lauria Maksymetz
1C 1S
X 2C 2H 3D
4H 4S All Pass
*2C:3Dへのトランスファー
Moss Bocchi Schifko Duboin
1C 1S
パス 2S パス パス
3H 3S 4H All Pass
となって、4はメーク680。4
は1ダウン△50
2が
3枚サポートのフィットショウイングのビッドの一種となって、Southの3
レスポンスでダブルフィットが見つかりNorthは容易に4
の判断ができたとあります。
その他にもいろりおなケースと考え方が紹介されていますが、これ以上の興味あるバリエーションを紹介する能力がσ(^_^)にはありませんので残念ながらこのへんにしておきますm(_ _)m
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