自戦解説内容インデックス

 調べた試合は、Bermuda Bowl 2002の7試合と、PABF 2002の4試合で、ボード数は216ボードです。Open Room と Closed Roomがありますから、ゲーム数自体はその倍、記録がない部分もありますから、実際には400ゲームくらいです。

 ビッド

○パートナーシップとは何か(インド#4)

オープン

アナー評価方法 
○A=4.5点 K=3点 Q=1.5点 J=0.5点(台湾#5)

1NTオープン
○1453の16hcpのケース 1Dに1Sと返ってきたとき、適当なレスポンスがない
 ので(USA#14)
○良い17点は1Cから2NT(J95AT3A6AKJ93)イタリアも同じ
 ビッド(イタリア#12)
KQJKJ2KJ74J98の1NTはややオーバービッド(ロシア#19)
A4Q96394AKJT7 15.5点と評価して1NTを選択(ニュージー
 ランド#3)
J9ATAQT653A95 清水誠也プロなら1か(USA#20)
T643AKJT7A86は1NT(フィリピン#16)「最も大切なこと
 はビッドの行儀のよさではなく、持っているそのハンドを自分の責任で生かせるか
 どうかである」

オープンするかどうか(以下のいずれもオープンバリュー)
A754KT53A986(ロシア#8)
 QT85KT86AQ62(インド#8)
 A9765AT9KT572(インド#10)
 T62KQJ3JT3KQ7(中国#6)
○P−P−PときてJ6AT984AQ965はオープンすべし。このハンドは
 ライトオープンではないのでルールオブ15の適用外
KQJ7532Q82Q5 1コントロールでの1の代でのオープンは避ける
 べき。3Hが常識的(フィリピン#4)

プリエンプティブオープン
○プリエンプティブの考え方(台湾#19)
○パス(75J3T8AQJT983)Aのあるハンドで無理してプリエンプトしな
 い。7222はプリエンプティブに向いていない。イタリアは3C。(イタリア#2
 #11でもほぼ同様のハンド)
○ナムヤッツ4C(AKQJ863QT74)非常に理にかなっている。
 7−4は4の代で。HとCの2スーターは早く高くオープンせよ(イタリア#3)
○3D(93J74AQT74372) 気分だけの山師的プリエンプティブと
 批判。6枚でミドルカードもやせている(インド#2)
○2S(KJ9732AT9752)6−4形は6322形に比べて強すぎるの
 でもともとウィーク2には向かない(インド#4)
○3D(A97JT87643J5)には反対。得するシナリオを描くのが難しい
 (フィリピン#14)
○2S(AJT8538432 T83)は建設的なウィーク2にはほど遠い(6−
 4形。H4枚、ボイドあり)(フィリピン#19)
○パス(JT9652876325)ノンパストハンドのPを前に想像を大きく
 外したウィーク2,3は結局失うもの多い(台湾#3)
○パス(QJ8642JT9585)6−4形でウィーク2はしない。3Hには
 Hの内容乏しい(台湾#14)

その他
5枚6枚のときはからオープンがはっきり良い(香港#2)
4枚5枚のハンドのオープンの仕方(イタリア#17)
○2NT,2Cオープンの基準(イタリア#18)
AKQAK9854Q64は2CオープンがTotoro流(香港#17)

オーバーコール

1メジャー(1S)オープンに対するパス、X、2の代のマイナーOC
○2461(ATA942KT97529)は2D。1462ならダブル(イタリア#10)
○2353(KJ954KJT98A95)で2Dを考える人はいない。(香港#2)
      (xxKJxKJTxxAxx)でがんばってダブル。決して2Dではない
      (Q84J3A9654AQ7)も2Dは全く考えてはいけないハン
       ド。もう少し点があれば1NT(ロシア#3)
○2335(98J87K83AKQ76)はダブルが最善。2Cで5枚Cを紹介
 する価値は低い(台湾#4)
○3361(973A54AQ76523)でパス。S3枚とPがパスであることを
 考慮(香港#15)
○4351(J432A95AKJ435)で1H−2Dは受け入れられる。4枚S
 がとりえ(インド#1)
○3136形(AKJJ92AQT953) 1Hにxから2Cか2Cからxか
 立派な17hcpが境目(AQxKJxAKxxxx)がボーダー(イスラエル#
 8)
○P−P−1Sで(JT763AK5AK85)は2Hを支持(インド#5)

メジャースートのオーバーコール
○1D−1S(A9754952KQ722)オーバーコールの下限の指標(USA
 #5両チームとも1S)
○2614(K2A97432Q742)は1D−P−1Sに2Hとオーバー
 コール(中国#1)
○1S−2H(AQJ72K75QJT8)ゲームを狙うならダブルより2Hで
 5枚Hを紹介したほうが良い(台湾#1)
○1Hに(QJ98672QJ2K64)ではパス。Pがパスハンドでないときには
 つまらないオーバーコールは慎みたい。1Sに近いバリューがあるとか、5134形と
 か、5−5の2スーターであるとかが必要(イスラエル#6)

パス、ダブル、オーバーコールの選択
○(K84KJTA965K84)1Hにはダブル(4333はダブルに向いている
 )(ブラジル#19)
○(KQ75A76285326)で1NT−P−P−は信じられない。
 1NT−P−P簡単に売るべからず(イスラエル#2)
○立派な13hcp以上(AQ9KT8AJT2974)は、1Dにしばしばダブル
 をかける(台湾#2)

プリエンプティブオーバーコール
○1C−3H(KJ8QJT9864837)は雰囲気の出たビッド。6ウィナー
 見当(ブラジル#16)
○1C−P−1H−1S/P−3Sの留意点(USA#8)
○1C−2S(QJ9876KT63KT6)の判断根拠(ロシア#9)
○1C−2S(AJT654J97T437)は不可。1S。(イスラエル#7)
○3C−x−4C:気の利いたコンビネーションダブルは最良である(イタリア#3)

オーバーコールとマイケルズの使い分け  
○点数ではなく、スーツの長さ、形、内容で判断すべき(香港#8)例ノンバル1Hに
 AQxxxAQJxxx→2C(を後で紹介)
 JxxxxxxKJxxx→パス(弱い手で無理して参加する必要なし)
 AKJTxxKJxxx→1S(6−2、6−1の4Sを狙う)
 AJxxx_AJxxxKxx→ダブル(格言:ボイドはダブルから)

その他
○1NTにドントとカペレッティー(香港#7)
○ストロング1Cに対するクラッシュ。xは同色2スーター(USA#15)

レスポンス

○1S−2C−2H ここで2S、3S、4Sそれぞれのレスポンスの違い。(ニュージー
 ランド#4)
○1S−2D−2H ここで2S、3S、4Sそれぞれの違い(ロシア#6)
○1S−2C−4S、1S−2C−3S、1S−2C−2S−2NT−3S
 1S−2C−2S−2NT−4S それぞれのイメージの違い(台湾#16)
○1S−2C ここで2NT(15〜17),3NT(18〜19)(インド#10)
○1H−2Cに2Sとお邪魔が入ったときの対応(X,3C,パス)(フィリピン#15)
○リバースしないハンドの例(K3AJ98AJT842K)で1D−1S−2D
 CKが評価できないから。(フィリピン#3)
○1Cに3352、7hcpは1Dレスポンスがいい。1NTはC4枚保証がいい(中国#2)
○1C−1Sに3枚で2Sとレスポンスした事例。弱いシングルトンがあるミニマムハン
 ドの場合に限定(USA#17)
KQ987T8T95Q98:P−P−1H−2DにはX。2Sとレスポンスする
 のはS6枚か5枚なら10点かDシングルトンなどが必要(インド#1)
○1NT−2D(トランスファー)に対する2Hと3Hの使い分け(イスラエル#5、9)
○4枚サポートあるときは先ずそれを知らせるべき。今回そうしなかったのはなぜか
 (イスラエル#4)
○1の代のオープンにパスしていいのは@5hcp以下でAなしAバランスしてるB自
 分らバルC1Mには2(3)枚、1mでは2〜4枚。この条件がそろったときだけ
 (香港#4)
○4thスーツに対する答え方。2NTかプリファーか(イスラエル#15)
○チェックバックステイマンの答え方(台湾#10)
○2NTのコントラクトをプレーしてはいけない。2NTくらいできそうと思うときは
 バルのIMP戦では3NTまでレイズするのが得策(中国#6)

競り合い

○競り合いの介入の仕方の代表例(台湾#8)
 @「18hcp以上は、形にこだわらずX(テークアウトダブル)から」
 A「オポーネントスーツがボイドなら、ダブルから」
 B「4333形は、テークアウトダブルに向いている」
○リードショウイング的なディフェンシブビッドをするコツ、注意点(中国#7)
○競り合いでのマイナーレイズ:キュービッドはGF、シングルレイズはリミット以上、
 ダブルレイズはプリエンプティブが分かりやすい(ブラジル#13)
○高い代の競り合いの例(USA#6)
○1S−2D−3S−5D この5Dはプリエンプティブではない。4Dより良いハンド。
 (プリエンプティブにプリエンプティブなし)(インド#13)
○2H−P−2NT(USA#18) タータン2S−P−3S(ロシア#13)がぬる
 いかもしれない事例
○グッドバッド2NTを使用しない理由(ニュージーランド#19)
○1H−3CにはXでCスーツを紹介すべし。ディフェンスに影響。(イスラエル#6)
○1H−x−xxにパスはよくない例。1NTとレスポンス(イスラエル#10)

スラムビッド

○7H(イタリア#6):2NT-3C-3H-4NT-5C-5D-6H-7H
○7S(イタリア#12):1C-1S-2NT-3S-4S-4NT-5D-5NT-7S
○6D(ブラジル#14):1S-2D-2NT-3D-3H-4D-4S-5C-6D
○6D(ニュージ#11):1D-1H-(2S)-3S-4C-4D-4S-5C-6D
○6S(ロシア#6) :1S-2D-2H-3S-3NT-4C-4NT-5H-6S
○7C(ロシア#11) :1D-(2S)-3H-4C-5NT-7C
○6D(ロシア#18) :1S-2D-3D-3NT-4C-4D-4H-4S-5C-6D
○6C(インド#11) :1H-(2H)-P-(2S)-3C-3S-4D-6C
○6D(中国#9)   :1NT-2H-(x)-P-P-2NT-3D-(3H)-4H-6D



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