(ブックレビュー詳細)
訳者まえがきで、「フィネスをすることを覚え、フィネスをしないことを覚え、フィネスもすることを覚える」はフィネスの奥の深さを表した言葉ですと書かれています。
この本では、様々なプレーの戦略、テクニックが掲載されており、単にフィネス云々というよりは総合的なダミープレーの本という感じがします。一般の体系的に書かれた本では得られない実践的な考え方が身につくような気がしています。
印象的な問題を少々
64
ビッド
S N
1C 3C
3NT762
K84
AK843
AK7
QJ5
A72
QT65
1順目:2−
4−
T−
K
ここで、プレーの方針は?
リビュー:で5トリック取れればできあがりです。
のブレークが4−0でも どちらかがボイドであることが分かっていれば、どちら側に対してもフィネスをかけられます。どちら向けにフィネスしますか。
解答:正しいプレーの鍵はオープニングリードにあります。Wの2は4thベストのようです。残りは5枚以上のスーツを持ってないと推測できます。このことは、Wは少なくとも1枚の
を持っていることになり、
ボイドの可能性はEにのみありうると考えられます。この線に沿って2トリック目は
Qを出してみます。全体のハンドは次のとおりです。
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一つの例ですが、初めてこういう考え方に接したときには、ある種の感動を覚えました。
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