テイクアウト・ダブルのすべて

 マイク・ローレンスさんの名著の一つです。日本語で書いてあるとさすがに英語の何倍も読みやすいですし、理解しやすいです^^
英語本を買おうと思っていたやさきで飛びつきました^^
「ハンド・エバリュエイション」「オーバー・コール」などいずれも名著と思いますが、それらの本に詳しく書かれているハンド評価の考え方がこの本でも随所に顔を出していますので、英語が苦手な方は、この本をご一読されることをお薦めします^^また、テイクアウト・ダブルの考え方が体系的に理解できる本に初めて出会ったという感じです(^-^)ニコ 3000円と少し値ははりますが、それだけの価値はあると思います。
構成は
第1部 RHOが1の代でオープンした場合のテイクアウト・ダブル
 第1章 ハンドの強さの許容範囲
 第2章 ハンドの形(シェイプ)の許容範囲
 第3章 ダブルの後ニュースートをビッドするための強さ
 第4章 ダブルの後NTをビッドするための強さ
 第5章 オポがプリエンプトオープンした場合
 第7章 LHOがオープンしLHOがビッドした場合
第2部 ディレイド・テイクアウトとバランシング・ダブル
 第7章 OPPがオープンして後でOPPのリビッドをダブル
 第8章 Youオープン、OPPがビッド、Youダブル
 第9章 OPPがオープン、YouがOC、その後ダブルこれは?
 第10章 OPPがオープン、Youダブル、後から再びダブル
 第11章 バランシング・ダブル
第3部 テイクアウト・ダブルに対するレスポンス
 第12章 RHOがパスした場合(1x−X−P−?)
 第13章 RHOがレイズした場合(1x−X−2x−?)
 第14章 RHOがニュースートをビッド(1x−X−1y−?)
第4部 ダブラーのその後の展開
 第15章 ビッドの続け方
 第16章 1x−X、LHOがビッド、パートナーが競り合う場合
第5部 エクササイズ
となっています。おおよそ網羅的に書かれています。

少し紹介します。

「第12章 テイクアウト・ダブルに対するレスポンスについて」
から
(1)1−X−P−?
   KT74 Q982 83 J83
  このハンドの場合は、1となります。「4−4は下から」と
 いう通常の原則はテイクアウト・ダブルに対するレスポンスの
 場合はちがうことに注意。

(2)1−X−P−?
  764 QJ74 764 Q93
   1NT。1NTレスポンスの点数範囲は4〜10pts。必要な
   場合には11ptsもありえます。このハンドは1NTレスポン
   スの最小限のハンドです。
  764 Q974 J43 J43
   これは、1か2。ローレンスは1だそうです。

(3)ジャンプしてのレスポンス
 @ノンフォーシングでインビテーション
 A5枚スートは全く確約していない。
 Bレンジは、良い8〜11pts
 1−X−P−?
  AJ53 83 AT93 653
   2
  KQ74 743 J32 QJ3
   1。4333のディストリビューションと、9ptsのうち
   3ptsがにあることを考慮し、実質7ptsと修正。
  AK J763 K762 T94
   2。これを1と答えていては、たびたびゲームをのがす
   でしょう。

こういう感じです^^   



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