(ブックレビュー詳細)

スラムアプローチ1

初級と中級に区別して、それぞれが覚えるべきコンベンションを紹介するとともに、様々なオープンからスラムに到達するビッドの方法がJCBLの試合のハンドをベースに解説されています。
σ(^_^)にとっては、むしろ コンベンションを知り、覚えるのに役立っています。
構成は次のようになっています。
第1部 この本で使用する略号、コンベンション、システム
 第1章 略号
 第2章 コンベンションの解説
 第3章 初級者用システム(Aシステム)
 第4章 中級者用システム(Bシステム)
 第5章 コンベンションの使用例
第2部 スラムアプローチの考え方
第3部 相手側のビッドが入らない場合のスラムアプローチの実際
 第1章 1NTオープン
 第2章 2NTオープン
 第3章 2Cオープン
 第4章 1メジャーオープン
 第5章 1マイナーオープン
 第6章 その他のオープン(ギャンブリング3NT、ウィーク2
     3レベル、4レベルオープン)  
コンベンションの解説は、特に自分が覚えて使うということもさることながら、オポさんが使ってきたときに、知らないと、オポハンドの推測もできないのでそれへの対抗ということと、少しの好奇心で、実際出てきたときに立ち返って見るようにしています。便利です。
例をあげます。
(1)1NTオープンに対してメジャースーツ()が5枚以上ある場合のレスポンスの仕方として、5−5の場合はジャコビートランスファーから入り、5−4や6−5のように枚数が違う場合はスモーレントランスファーから入るとされています。
スモーレンを使うケース
 1NT−2
 2 −2  4枚と5枚
     2  4枚と5枚
     3  4枚と6枚
     3  4枚と6枚
     4  5枚と6枚
     4  5枚と6枚
ジャコビートランスファーを使うケース
 1NT−2
 2 −2  5枚と5枚 インビテーション
 1NT−2
 2 −3  5枚と5枚 ゲームフォーシング
(2)パペットステイマンの解説
 5枚のメジャーがあるときでも、5332の形なら積極的に2NTで
 オープンする方がいいので、」そのときに5枚メジャーと4枚メジャーを
 区別してチェックすることができます。
 2NT−3
 3      4枚メジャーあるいは両メジャーあり、5枚はなし
    −3  4枚あり
    −3  4枚あり
    −3NT 4枚メジャーなし
    −4  両メジャーあり。スラムに興味あり
    −4  両メジャーあり。スラムに興味なし
 3/3    5枚の/
 3NT     4枚以上のメジャーなし
こういう感じです^^



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