(ブックレビュー詳細)

How The Experts Win At Bridge

黒川先生の本からステップアップして、世界のエキスパートの方々がどのよ
うにビッドしプレーしているかが体系的に述べられていてとても参考になっ
た本です
第1章 主題(2ページ)
第2章 トップエキスパートのビッド(36ページ)
  エキスパートの基本戦略はできるだけ早くビッドすること
 であると書いてあります。

第3章 MP戦でのエキスパートの戦い方(14ページ)

第4章 ディフェンスでの5通りの方法と使い方(69ページ)
  最もページを割いています
 「フォーシングディフェンス」「アクティブプレー」「パッシ
 ブプレー」「逆がり」「トランプトリックの捻出」の5つの手段
 があり、それぞれどういった場合にどのようなディフェンスをす
 べきかが表になっています
  そして、その5つの方法によってディフェンスする際のツール
 として「ビッドやプレーから得られた情報」「点数のカウント」
 「ディストリビューショんのカウント」「トリック数のカウント
 」「ディフェンスシグナル」があるとされています。
第5章 正しいオープンニングリード(36ページ)
  オープニングリードはディフェンスの一環であり、最も大事な
 ことはリードの前に5つのディフェンス方針のうちどれが有効か
 を考えることであるとされています。

第6章 いつダブルをしていつダブルをしないか(20ページ)
第7章 チーム戦でのエキスパートの戦い方(50ページ)
第8章 よきパートナーシップをどう築くか(8ページ)
第9章 トッププレーヤーが使っているコンベンション(8ペー
    ジ)
第10章自習のための参考書(17ページ)
  ビッド、ディクレアラープレー、ディフェンス、オープニング
 リード、チーム戦、MP戦・コンベンション、エンターテイメ
 ントの各分野ごとに、読むべき本が参考として示されています。
  ビッドは Mike Lawrence のものが多いようです。σ(^_^)も
 この中から選んで読んでいくことにしました。
この本では各章の終わりに問題があって、それを解くことによって
各章の理解度がためされます。σ(^_^)の場合、ビッドえおのぞけば
6〜7割の正解率でしたが、ビッドでは36問中8問しか正解でき
ませんでした。いかにこれまでの基礎的ビッドがエキスパートのビッド
とかけ離れたものであったかということにちょっとショックを
受けました。
いずれにしても この本はこれで終わりではなく それぞれのさわ
りを示したに過ぎず、探求の道しるべを示してくれたものととら
えています。



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